レーザー墨出し器でなくても家の傾きは調査できます
せっかく立てたマイホーム、地震の後など傾いていないかと心配になることがあるかもしれません。特に築20年ぐらい経っているとなおさら心配だと思います。そんなときは、簡単に家の傾きを調べられる道具が重宝します。
当サイトでは、レーザー墨出し器の情報を主に掲載していますが、もちろんレーザー墨出し器であれば床などの水平方向の傾きや柱・ドアなどの垂直方向の傾きも調べることが簡単にできます。しかも垂直・水平同時に調査することができ非常に便利な機械です。
しかし、仕事関係でなければ使う頻度も少ないですし、ある程度の金額を出さないと購入できませんから、もったいないです。ですから、今回はもっと安く簡単に調べることができる道具を紹介したいと思います。
傾き調査おすすめ工具
- 下げフリ
- 水平器
- 水管
- レーザー墨出し器
1.下げフリ
先端におもりのついた糸を柱などから垂らして、糸の上での離れ具合と下の離れ具合の誤差で垂直を調べる道具です。内装工事でも頻繁に使われるプロも使用する工事道具です。軽鉄工事や建具・サッシ工事などでもよく使われるため、糸の元部分はマグネットが仕込んでありますので、一人で下の糸の離れ具合を調べることができるようになっています。
2.水平器
原理としては、透明な小さい筒の中に水を入れて少しだけ空気もいれたもの。その水の中の空気のいちで水平や垂直を調べる道具です。
引力のちからを応用した原理です。
3.水管
透明なホース(細くても可)約10~15メートル用意して、その中に水を入れます。室内の壁の端端で(2人での作業)両サイドの水の高さを印します。その印が平行な高さレベルということになります。超原始的な方法ですが、今でも大工さんなどはこの方法で水平を出す方も結構いますよ。
4.レーザー墨出し器
最後はレーザー墨出し器です。レーザー光線を照射する機械で、水平及び垂直のラインが出ます。機械は回転可能で垂直ラインを移動させることで、その場から何箇所か連続で調査や墨出しをすることができます。
チェックポイント
うちの会社で使っているVOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器は、後付け自動追尾機能オートベース(別売り)がついているので人が少ないときに取り付けて、サポートの人員がいるときは外して人力で墨出し作業を行っています。
家の傾き調査まとめ