目次
レーザー墨出し器の特徴やおすすめのポイント
レーザー墨出し器選びのポイントは、要はコスパが良い物(出来るだけ格安で一定レベルの精度があり、長く使える耐久性を併せ持っていること)、そして定期的な調整が必要になってくるレーザー墨出し器の点検の費用、そして壊れにくさや使いやすさ等でしょう。
チェックポイント
楽天ランキングの5冠も達成している人気メーカー機種です。
レーザー光は赤と緑どっちがおすすめ?色で選ぶなら
レーザー墨出し器を選ぶ上で一番大切な部分の一つは、レーザー照射部品のレーザーダイオードです。最近はもっぱらグリーンレーザーが人気ですよね?
グリーンレーザーはレーザー墨出し器にとって最適でおすすめなんですよね。なぜかというと、人の目で見る色の視認性は、グリーンが一番だと言われています。ですので、赤よりも緑の方をおすすめします。
グリーンレーザーダイオード旧式と最新式、おすすめはどっち?
一見同じグリーンレーザーであっても、使用しているダイオードの方式で、その性能は全く別物になるって知ってますか?一方が従来の、赤色レーザー変換素子で波長を1/2にすることでグリーンレーザーに変換する変換方式(これは旧式)。
もう一方が、やっと製品化されるようになった半導体グリーンレーザーのダイレクト方式です(最新型)。VOICEグリーンレーザー墨出し器のレーザーダイオードはすべて最新式のダイレクト方式。
2つを比べると、同じグリーンのレーザーが照射されるのですが、その性能は全く別物といえます。旧式の場合、照射しているうちに100℃近くの高温になり連続運転での使用で弊害がでてきます。
最新型であれば問題なく電源の持つ限り使用可能となっています。また、旧式は使用時に発生する高熱によって部品の変形が懸念され、精度が落ちることが多くなってしまいます。
そうなんです、見分けられる点と言えばレンズが大きいことだけなので並べて比較しないと恐らくわからないでしょう。
大抵の場合、最新の方が高いので、値段の高い物を選べば良さそうですが、高くても旧式のダイオードを使っているメーカーもあるようなので、一概には言えませんが・・・・・
ラインの本数は何本がおすすめ?ラインの本数で選ぶなら
ラインの本数は職種によって全然変わってくると思います。極端に言えば、土木工事の方は屋外の仕事がほとんどだと思いますし、ろく(水平)を見るのがほとんどではないでしょうか?
5ラインのグリーンレーザー墨出し器は、土木工事には必要ないと思われますし、不向きです。
木工造作工事や軽鉄工事などは、縦横の墨出しが重要になるので、なるべく多いラインの5ラインのグリーンレーザー墨出し器なんか良さそうですよね。
また、天井作業の多い電気工事などは地墨を天井に上げる作業や、ダウンライト・スピーカーなどの位置出しなど、地墨ポイントは必須で水平・立ち・天井直角(大矩)の出る3ライングリーンレーザー墨出し器が最低必要でしょう。
それから、2~3人で墨出し作業をすることが多いかたは、同時に3か所のポイント墨をだせるので、5ラインのようなライン本数の多い機種が作業効率も良いですよね。
1~2人での墨出し作業が多い方は、自動追尾機能+リモコン機能の追加も視野に入れてもよいのではないでしょうか。
墨出しポイントを変えながら出していく場合などに、自動で回転させて受光器でのライン合わせ作業が自動で出来るので非常に便利だし、正確にしかも人がやるよりも素早く自動で、レーザーラインをあわせることが出来ます。
本体に自動追尾機能が内臓されているタイプの機種になると、金額も本体の大きさもでかくなってしまいます。
チェックポイント
うちの会社で使っているVOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器は、後付け自動追尾機能オートベース(別売り)がついているので人が少ないときに取り付けて、サポートの人員がいるときは外して人力で墨出し作業を行っています。
レーザー墨出し器の精度で選ぶ|メーカーによる違いは?
レーザー墨出し器の精度表示、出し方にはメーカーそれぞれによって若干の違いがありますが、おおむね似通った結果となっています。大体10メートルで1ミリ前後の誤差のメーカーがほとんどです。
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マキタレーザー墨出し器の評価口コミ
目次1 とても良い対応また買いたいと思います2 手頃な価格3 リピート4 商品は精度ばっちりです5 グリーンで見やすいです!!6 購入しました!7 コンパクトで使いやすい8 マキタ レーザー墨出し器9 …
レーザー光は遠ざかれば遠ざかるほど輪郭がぼやけるので、そこまで厳密な値ではないような気がしますし、実際に使っていて「1ミリとうたっているけど、2ミリにみえるんだけど」なんて言うほどはっきりした検証結果を一般ユーザーは出せないですね.。
だいたいの見た感覚でしかわからないレベルの差でしょう。メーカーによって精度の差が激しいという結果はありませんでした。表示的には:±1㎜/10m
また、VOICEレーザー墨出し器のライン幅は他社より若干太めの約3mm/10mとなっています。
他社の場合は、2mm/10m~3mm/10mが多いようです。口コミには、ラインのセンターでポイントをとるので問題無いとの書き込みがほとんどでした。
それよりも、レーザー光が弱くて見えないほうが使えないとの口コミがあるメーカーもありました。VOICEのグリーンレーザーなら、明るくて強いレーザー光なので十分使えるという印象だと思います。
ただし外部で使用する場合はどのメーカーも共通ですが、受光器が必要です。レーザーがしるしをつけたポイントに合わせられた場合に音で知らせてくれるので、目で見えないレーザー光の外部作業の際に非常に役立ちます、というか必須アイテムですので、外部作業が少なくともある業者の方は、受光器を合わせて購入してください。
<受光器>
ラインの見えない明るい場所や、屋外での作業の際レーザーラインの位置を音とランプ点灯で検知します。
それと、レーザーダイオード旧式と最新式の違いのところでも述べましたが、視認性の上回るグリーンレーザー墨出し器の場合、旧式ダイオードは赤のレーザーダイオードを変換してグリーンを出しているので、高温になるという障害がでて部品の変形にもつながる傾向があるので、その部分がレーザー墨出し器の精度に悪影響を及ぼすことが考えられます。
精度に関しては、時間の経過とともに狂いが出てくるので、定期的な点検で精度調整する必要があります。使いながら、精度の狂いが出てないか自分で確認しながら長く使っていきましょう。私の会社では、点検の間レーザー墨出し器が使えないと困るので、予備機としてもう一台を使いまわしています。
参照:精度確認手順
PR:個人輸入代行
防塵?防水?に関しての品質
レーザー墨出し器を使う環境についてですが、建築現場・内装現場ともに3K(キツイ・キタナイ・キケン)がそろった、劣悪環境での使用がほとんどではないでしょうか?
ですから、精密な機械のレーザー墨出し器ですが、防塵についてはある程度の品質が必要です。また防滴についても、急な雨などに見舞われるときもあることを想定して、ある程度の品質は欲しいところです。
各メーカー別仕様のページでも記載しておきましたが、IP54同等の品質を保った製品がほとんどでした。
使い始めて1か月ぐらいで、ホコリによる故障や水が掛かってのトラブルは勘弁してもらいたいですから^^ 基本雨の日の外部での墨出しや、常時水がかかるような場所での墨出しは避けなければなりません。
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電気機械器具の外郭による保護等級 - Wikipedia
参照:IP54とは?詳細を確認する
レーザー墨出し器の付属品L型プレートとメガネの使い方は?
口コミで見かけたのですが、L型プレートは何に使うの?という方がいたのでアドバイス的な記事となります。
私もレーザー墨出し器使い始めの頃、プレートの使い道がわかってなくてほったらかしにしてました。
何のきっかけか忘れましたが、初めて使ってみて「あっ、これ見やすいかも」と思ったことを覚えています。
現場で墨出し作業をしていて、ちょっと明るい現場の地墨など出すときに特に有効です。L型プレートにラインが入っていると思いますが、そのラインを合わせたいポイントと合わせて置きます。
明るい現場だとラインが見にくいのでL型プレートを置くとそこにラインが当たるとレーザーのラインが確認しやすくなるのでぜひお試しください。特に一人で作業をしていたときに見やすくて便利だなと思いました。
正式な呼び名は[ターゲット]と言うそうです。代用品として、ただの真っ白い紙を使った時もありますが、これもなかなかにしてレーザーのラインが見えるようになります。
また、メガネも付属で付いている商品もあると思いますが、メガネもレーザーのラインを見やすくするために有効です。明るめの現場墨出しのときにきっと役立つアイテムだと思います。
でも、あんまり使ってるのを現場で見たことはありませんけどね^^;
それぞれ、ちゃんと意味があってついてくる付属品なので、使ったことがない方は一度は使って試してみて下さい。結構使えると思いますよ。
受光器は屋外や明るい現場の墨出しに必須!おすすめアイテムです
付属のL型プレートより、もっと使えるアイテムが受光器になります。この受光器はレーザー墨出し器といっしょに購入すべきアイテムでしょう。
どうしても、屋外や現場が明るすぎるときが出てくると思います。そのとき、レーザーのラインが見えないので時間がかかって墨付けが苦労します。
どのメーカーも同じような機能だと思いますが、ランプと音でレーザーラインの中心にそろったときを知らせてくれる、画期的なオプション機器です。
いちいち、目視でレーザーラインを見つけて墨を出していくのは非効率的です。
暗くてラインがはっきりと確認できるようなら、目視で全然かまわないですが、明るいと本当に見つけずらいので、あの辺だこの変だと探してるうちにどんどん時間が経過してしまうので、機械の方が一発で早いので使わない手はありません。
以外に他メーカーの受光器でもちゃんと反応してくれたので、内部の構造は大した違いがないのでしょうか?レーザー墨出し器を買い替えて、以前使っていた機械用の受光器をお持ちでしたら、新しい機械の方で一度試してみてはどうでしょうか^^
レーザー墨出し器取扱時の注意点は?
レーザー墨出し器は精密機械ですから、水、ホコリ、振動などに弱いです。
水、ホコリは目や喉、鼻で感じられますが、振動に対してはおろそかになりがちです。現場への持ち運びはほとんどが車だと思いますが、アルミケースに入れているため安心なのか無造作に荷台にポンと置きっぱなしにしてしまいます。
出来れば、下にクッション的なものを挟んでなるべく振動を和らげるような工夫をしてあげると、機械の狂いを抑えられます。もちろん、決して横向きには積まず縦向きで、なるべく水平になるように積みましょう^^
移動時はオフに!
そうやって出来るだけ長くレーザー墨出し器を長持ちさせましょう。また点検時期をはやめる原因にも繋がりますので、経費を削減するためにも移動時はちょっとした気遣いで機械を守りましょう。
【職種別】【機種別】口コミ評価|レーザー墨出し器
グリーンのレーザー光は見やすくて明るい
[軽鉄・ボード工事] 評価
少人数作業にはオートベースセット
[金物工事] 評価
360度照射出来るので、自動がいらない?
[木工造作工事] 評価
土台敷きの際に高さを見るのですが、親方は水平に110度位しか照射できない赤のレーザーを使用していますが、頻繁に回しに戻らなくてはならない様子。わたしの購入したタイプは、VOICEフルライングリーンレーザー墨出し器なので360度照射出来るので、自動もいらないですし、良いと思って購入しました。注文するのが遅く、土台敷きには間に合わなかったですが、中造作でも使用しますが、次の新築現場で土台敷きに使用するのが楽しみです。それと、赤より太く見えるようですが、近くでよく見るとしっかり見えるので、グリーンレーザーがお勧めだと思います。
他メーカーの口コミが見たい方はこちら
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レーザー墨出し器のおすすめ決定版、楽天通販ランキング【5冠】達成メーカーは?
昔なら、近くの行きつけ金物店か、大き目の工事金物店で買っていたレーザー墨出し器ですが、通販で購入することも増えてきました。通販の方が安かったりしますからね^^
昔はレーザー墨出し器なんて数社しか取り扱ってなかったですからね、それに行きつけの金物屋にそのレーザー墨出し器が置いてないのが殆んどでしたから・・・わざわざ、取り寄せしてもらって購入したもんです。
今は便利になって通販で購入できるようになったので、わざわざ「VOICEのグリーンレーザーの5ライン取り寄せてよ」なんて金物屋で頼まなくても、スマホで注文できるようになって助かってます。
そうした訳かどうかわかりませんが、VOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器が楽天通販で5冠、そして自動追尾機能を追加で取り付けたセットは2冠を取るほどの人気があるようです。
同等機能のタジマNAVIゼロジ―KJY(5ライングリーンレーザー自動追尾機能付き)が希望小売価格¥305.000-に対して、voice5ライングリーンレーザー自動追尾機能オートベースセットは、¥73.420-と1/4の価格で購入できます。
有名メーカーの物も良いですが、低価格帯でも同等レベルのレーザー墨出し器が楽天などの通販で購入出来る時代になってきています。1年間の保証付き、1年経過後も点検・調整費用を抑えられる体制も整っています。ちなみに、5ラインの調整・点検の費用は¥5.500-となっています。
VOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器に受光器と三脚をつけたセットの場合¥44.560-
VOICE5ライングリーンレーザー墨出し器に自動追尾オートベースのセットをつけたタイプで、¥73.420-となっています。
まとめあとがき
基本的にレーザー墨出し器は、定期的にレーザーのズレなどの点検・調整が必要です。長く使っていきたいのでしたら、定期点検での調整は不可欠です。(車とおなじですね^^)ですから、1年に一回の点検費用も購入の際に考えに入れておくと良いでしょう、数万円はかかると思いますので。そして、修理点検に預けている間墨出し作業ができなくなってしまいます。できれば予備として1~2台予備機の準備がほしいところです。定期点検費が格安対応(5ラインで¥5.500)、予備機としてもお手頃価格のVOICEの5ライングリーンレーザー墨出し器(¥42.000)はおすすめです。